2000年1月17日 No.152



 罪は明白だった。しかし彼が捕らえられることは今までなかった。罪とは人間だけが有することのできるもの、余りに人間的なもの故、その罪深さは、深い優しさも持ち合わせていることを大方の人間が知っていたからだろうか。しかし、今度は違った様だ。鉄格子の中に彼は捕らえられてしまった。川崎駅近く、某スーパーマーケットのワイン売り場にて。

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