世界は静かに主の帰りを待っていた。幼い主は風邪を患い、仕事の半ばにして眠りに就かれた。その父たる私にとって、この世界を無に帰すのは容易いことだったが、午睡から醒めた創造主が、七日とかけず、再びこの世界をお作りになれるよう、そのままにしておくこととした。静謐を、願わくば、主の眠りの長からんことを(笑)
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