2000年3月13日 No.194

 夕方からは冷たい風が邪魔だったが、実にきりりと気持ちよい一日だった。その肌触りの良い空気と光をしばらく味わい、車に乗り込めば、駿河台下に差し掛かる頃、突然の雨粒と、見上げれば雲と空。雲の上に出かけた人に話しかけてみる。悲しみとは、彼らから僕らへの、かけがえのない最後の贈り物だったのかもしれないと思おう・・・そう言い聞かせてみた。

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