くすのき
Cinamomumu camphora
キナモムム カンフォーラ


奈良春日大社の神域、飛火野の楠

日南市飫肥城址、小学校の楠

20mくらいになる成長の早い常緑樹。巨大な木が多く、天然記念物になっているものが多い。花は晩春。緑色の実は晩秋、黒紫色に熟す。春先、若葉は赤茶色で、美しい黄緑色にかわっていく。このころに前年の古い葉をほとんど落としてしまう。木全体に樟脳(しょうのう)があり、この木で作ったタンスには防虫剤がいらない。アオスジアゲハの幼虫は平気でこの葉を食べる。

福音館書店 かがくのほん「木の本」より


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