ほんの少しの風が吹いても、あちらへふわふわ、こちらへふわふわ。 踊るようなその様子は、まるで人をからかうかの様。
鬼ごっこのようにそれを眺めるのも、悪くはなかったのだが、落とし物?、忘れ物? 僕は、その感触を触れるように確かめたかった。
 あ・・・息を殺す、何かに引っかかった。
 布団の中のような、冬の陽だまり、かさかさ、ふかふかの落ち葉の上に腹這いになると、君がよく見えた。

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