彼らが知り合ったのは、歩くことより泣くことが得意な頃。母親との強い絆こそ全て、仲間との絆など知る由もなかった。あれから五年、入学の春は間近、別れと祝いの場で、君たちは肩組み歌う。 行きたまえ、また次ぎの喜びと悲しみに会うために。