「今日は何を・・・?」 数日振りに訪れた馴染みの顔に店主は尋ねた。 「・・・"静けさ"はある?」 「先程来られたお客様がお買い求めになってしまって・・・今日はもう・・・」 「・・・」 「あ、少々お待ちを」 「現物となると、生憎私の腕では一日一つきりなのですが、この写真でしたら・・・」 「・・・偶には悪くないかも知れないね、貰っていくよ」 「ありがとうございます」