一呼吸置くと、その数学者は言った。 「論理的に間違いはないが、美しくない」 「と言いますと・・・」 「論理に飛躍は禁物だが、跳躍は欲しい、欲を言えばだがね」 「と、この問題の場合は・・・?」 「解は自ら得るものだ、そうでなければ、跳べん」