空高くそびえる都会の煙突よ。 お伽話の豆の蔓、あるいはバベルの塔の如く、 天まで届かんとするのが、お前の望みではないのでしょう。 梅雨の晴れ間の青空は、気持ちよく、 そして思いの外低かった。 その空と、一緒になれるような気がしたのだよね。