言葉達は静かにそこで眠っていた。 使命を終えたもの、待つもの、禁忌となったもの・・・ 中に一つ、言わずにはいられないのに、言う事を禁じられ、 救いの手段として、ようやくこの場所に納まったというもの。 「あれは、どこにあります?」 「ここに来る前に、土の中から出て、行方知れずだそうだ」