Reference
〜 参考書籍・参考WEBサイト 〜
書籍  WEBサイト
 当サイトをご覧頂いた方々からよく「色を宛てるのが大変でしょう」と言われるのですが、はい、確かに大変なのです。それは、メインとなる写真の色が一色ではない上に、同名の色でも、書籍、サイトによって微妙に(時には全く)色味が違うからです。
  しかし、以下の書籍・サイトがあればこそ、今まで何とか続けることが出来たのだと感じています。この場を借りてそれぞれの書籍・サイトに感謝し、また、その紹介をしたいと思います。
 たまたま家内の本棚でひっそりと出番を待っていたようなのだが、この本を知らずに「いろはにほへと」を始めた筆者、ある日「こんな本あるわよ」と差し出されびっくり、不明を恥じるとともに、心強い味方の出現に喜んだ次第である。
 この4月(2002年)に、更にパワーアップした新版が出版されたが、筆者の手元にあるのは旧版である。どちらも、日本の伝統色のみならず、慣用色、カタカナ色(舶来色)?が掲載されているが、最も有用なのは、古典からの引用が付されている点である。明治以前の文献・書物からの引用があるものについて、筆者は伝統色と判断、「いろはにほへと」の使用色に加えている。
 この本と同試験場のWEBサイト・データベース(後述)の存在を知り驚喜、早速、注文をして入手したのが、5月初旬。連載も半ばを過ぎ、色選びにあっぷあっぷし出した頃、救世主のような存在となった。
  掲載された色の豊富さ(全757色)、そして色見本からだけでは伝わりにくい、色の出自を語る解説の詳しさ、そして二分冊で千円という破格の値段、今では完全に座右の一冊となり、この本なくしては「いろはにほへと」は有り得ないと言っても、過言ではない、素晴らしい参考文献。
  日本の色に興味を持たれた方に、筆者一押しの一冊。
 上代から平安時代を初めとして、昭和初期に至るまでの日本伝統色を143色の油性色票で再現。掲載色名数約274色。詳細な解説には色名の由来のほか、染料名や時代背景も加え色名に現われた日本文化が総合的に眺められるようになっています。 ※書籍紹介文より引用
  「いろはにほへと」構想中、検索で最初に出会った色関係のサイト。日本の色(伝統色+現代色)の色見本約300色が掲載されたその内容と、豊富で有益なリンクページに感嘆、これなら一年間できるかもと思わせてくれた、恩人の様なサイトである。
 色に関する掲示板もあり、そちらでの質問が縁となり、当サイトも「色見本の館」のリンクページに加えて頂いた。これでやっと相互リンク、管理人様、当方の怠慢、どうぞご容赦を。
 日本の傳統色 長崎盛輝著 京都書院アーツコレクション に記載されている225色の色について、同書掲載のマンセル値からRGB値を算出し、これをWeb上で視覚化することによる色見本の試みです。 先人の色とネーミングのセンス、をお楽しみください。 色見本はJava Appletとして実装し、モニタのガンマなど再生環境の違いの補正も試みています。 ※同サイト紹介文より引用
  主に着物・和装がメインのサイトだが「日本の伝統色に関する記載」として設けられたページも大変充実、<日本の伝統色の表示>では、251色が一覧でき、又、五十音で検索可能な<日本の伝統色の検索>ページは、多くのサイトの色見本表示面積が小さめな中にあって、大きな面積で確認できるのが非常に嬉しいサイトである。
 また、これらのHTMLの一括ダウンロードも可能で、筆者は「いろはにほへと」が百色を越えた辺りから、ダウンロードしたこのファイルから既使用色を削除、残り少なくなった色にため息をつきながら、色を宛てていた苦難の過去がある(笑)
  更に、フランスの伝統色に関するページや、配色お稽古帖などもあり、貴重かつおしゃれなサイトである。
 古都・京都市の運営する公的機関のWEBサイト。様々な企画・業務の紹介も大変面白く、充実しているが、何より「いろはにほへと」にとって白眉なのは、そのデータベースシステム内の<日本の色名データベース>〜日本の色名検索〜である。
 色名からの検索しかできないが、似たような色のどれかを選ぶ最後の決め手となったのは、ここに掲載された各色の解説である。全色を一覧できない歯がゆさはあるが、同試験場発行、上述の「日本の色名−色の表示と解説−」が手元に到着、それも解消させて頂いた今、モニターで鑑賞することになるデジタルフォト、印刷物と微妙に違う、最後の色確認をこちらの検索システムに頼る昨今である。
 日本の色の豊かさを実感できるサイト、興味を持たれた色があれば、是非とも一度ご訪問を。

2002.8.17更新
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