Opus.17
Palmscape

パームスケイプ

 見ての通り、今回の主役は、英語の「手のひら」をそのまま社名に冠したPalm−OS開発元Palm社謹製のPDA、m100である。
 筆記・閲覧の迅速さに欠けるオタクな持ち物、紙の手帳に優るべくもないと思っていた電子手帳だったが、暇つぶしに立ち寄ったショップで触ってみた新発売のその廉価版Palmは意外や意外、その思いこみを覆すに充分な能力と魅力を持っていた。
 頃は丁度来年の手帳購入の時期、舞い込んできたディスカウントのメールにWEBで注文と相成ったのだが、到着三日目にして使い慣れた手帳は引導を渡されることとなった。情報量の豊かさとカスタマイズ性、モノとしての存在感に心惹かれたシステム手帳、あの大きさと重さがネックで敬遠していたのだが、このPalm、さすがシステム手帳発祥の地のギア、実によく出来ている。
 Palmscapeとは、ilinx社のPalm御用達定番WEBブラウザーの名であるが、今回は「パームのある風景」という意味合いで、お借りした次第である。因みに、Palmとはもちろん椰子のことでもあるので、件のソフトPalmscapeのアイコンは南の島を象徴するその植物がシンボルとなっている。
  と、やたらリンクの多い一文となってしまったが、祝福された小さなマシンである。リンクを参照の上、クリスマスプレゼントにでも、ご検討されたい(笑)


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