Instrument Instrument DSC-X110DSC-X110


 「徒然なるでじお」で大活躍してくれた超ロースペック・25万画素のデジオに替わって、今回「QUARTETTO」を奏でてくれるのは、やはり2桁・85万画素、そしてやはり超安売り8割引(12800円)でゲットしたサンヨーDSC−X110。300万画素が主流な今となっては、老兵の感は否めないが、しかし「老兵は死なず、ただ撮り往くのみ」、ロースペックとはいえ、デジオに比べれば「超」がとれただけあって、充分過ぎるスペックといっても過言ではない。
 スペックについてはこちらをご覧になって頂くとして、このX110の特筆すべき長所はそのスタンバイとチャージの速さだ。レンズカバーを開ければ、即撮影可能状態。シャッターを切れば、ほぼ瞬時に書き込み終了、次ぎのシャッターが切れる。最近ようやくこの手の速さを持ち合わせた機種が、高級機中心に見かけられるようになったが、これらに勝るとも劣らないのが、X110の「即写」性能だ。
 この長所は、動きのある被写体、街でのスナップ等に強みを発揮する、という陳腐なカタログコピーのような事はもちろんあっても良いのだが、それより何より、待つことを強いられず、撮りたいと感じた時に写せる、撮影者の心をくじかず、裏切らない、その心地良さが何よりの長所なのだ。
 「QUARTETTO」の画像は、このX110の1024x768ピクセルのフルカラーJPG、SHi1という最高画質モードで撮影したものを、Photoshopで補正・モノクロ化し、Fireworksで360x270ピクセルにリサイズ、更に、約30Kを目安に、泣く泣くダウンサイズしたものである。