・・・、それはこの世界の、あらゆるものの中にあって、一番長くて一番短く、一番速くて一番遅いもの。いくらでも細かく分けられ、どんなにでも大きく広がるもの、一番ぞんざいに扱えて、後からそれが悔やまれるもの。林光・作オペラ「森は生きている」より出題? 歌はこう続きます・・・マツユキ草をおとり、十二の月の贈りもの。凍った「とき」の流れは、すぐに溶けて走り出す。一瞬の「いま」を千秒にも生きて、このうれしさを胸にきざもう。
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