2000年2月4日 No.167



 夜となればきりりと冷たく、星の光は一層冴えてきた感があるが、晴れ上がった日の昼の光は、春を感じさせて余りある。まるで淡いピンクの霞がかかったような、ケヤキの細い枝たちが、その光の中へぐんぐんと進んでいこうとする様は、それを見上げる自分にも、その先端に乗って、光の風圧を感じてみたい、と思わせて止まないほど。

before  next

Backnumber
 
All Rights Reserved. Copyright (c) Satoshi Shimada 1999