その一
淡萌黄 うすもえぎ
早朝の光映す・・・
その二
薄紅 うすべに
ただならぬ気配に・・・
その三
空色 そらいろ
黙祷
その四
黄海松茶 きみるちゃ
山里の清流に・・・
その五
銀鼠
ぎんねずみ
茅葺きの軒の下・・・
その六
菜の花色 なのはないろ
夕立の後・・・
その七
琥珀色 こはくいろ
暑気の中・・・
その八
鶸萌黄 ひわもえぎ
村々の・・・
その九
水がき みずがき
朽ち葉から・・・
その十
緋色 ひいろ
緋はまた火やも・・・
その十一
薄鈍色 うすにびいろ
初秋のブナの森・・・
その十二
半色 はしたいろ
ちからしば揺れよ・・・
その十三
白橡 しろつるばみ
くぬぎの実・・・
その十四
紫苑色 しおんいろ
飛騨高山街中の水路・・・
その十五
曙色 あけぼのいろ
日本海に沈む夕日・・・
その十六
銀朱 ぎんしゅ
流れ速き川底に・・・
その十七
刈安 かりやす
一万尺に苔生す巌・・・
その十八
香色 こういろ
香り松茸・・・
その十九
紅碧 べにみどり
岩桔梗 瑠璃にも・・・
その二十
長春色 ちょうしゅんいろ
樹皮の剥がれし・・・
その二十一
緑 みどり
青山の路地・・・
その二十二
蒲色 かばいろ
ぴかぴかも好き・・・
その二十三
藍海松茶 あいみるちゃ
林間りりりと・・・
その二十四
黄檗 きはだ
観客は多い・・・
番外
十人十色 じゅうにんといろ
どんな夢・・・
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