その百九十三
煎じ茶色 せんじちゃいろ
渓流の石壁
・・・
その百九十四
埴 はに
涼求め
・・・
その百九十五
碧瑠璃 へきるり
微かにさざめ
く
・・・
その百九十六
藍錆色 あいさびいろ
ほとばしる
・・・
その百九十七
浦和柳 うらわやなぎ
至る所・・・
その百九十八
花萌葱 はなもえぎ
落ちて堂々・・・
その百九十九
暁鼠 あかつきねず
若蔦這い始めた・・・
その二百
紺瑠璃 こんるり
さわってもいいの・・・
その二百一
赭黄 しゃおう
台風一過・・・
その二百二
草柳 くさやなぎ
苔は生し・・・
その二百三
黄茶 きちゃ
降りはしとしと・・・
その二百四
青黛 せいたい
藍の花浮かべたか・・・
その二百五
椎鈍色 しいにびいろ
仰ぎ見た・・・
その二百六
黄支子 きくちなし
仄暗い雨の夕方・・・
その二百七
狐色 きつねいろ
空中のプールで・・・
その二百八
翁茶 おきなちゃ
排水も今は澄み・・・
その二百九
京鼠 きょうねず
清らかな・・・
その二百十
思色 おもいいろ
もう色づいて・・・
その二百十一
根岸色 ねぎしいろ
とても大きくも・・・
その二百十二
若芽色 わかめいろ
学舎の片隅で・・・
その二百十三
雄黄 ゆうおう
ユリノキの葉は・・・
その二百十四
躑躅色 つつじいろ
秋雨に濡れ・・・
その二百十五
葉緑色 ようりょくしょく
森の床這う・・・
その二百十六
白 しろ
白に還り・・・
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