2000年4月7日 No.211

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 心待ちにする気持ちがそう思わせたりもするのだろうが、日々一歩一歩の歩みとはいえ、やはり冬から春への変化は劇的だ。この間までは、細い糸のように空に透けていた梢は、やがて膨らんだ無数の芽に飾られるようになり、そして今は、瑞々しい新緑を予感させる、霞みのような緑に覆われ始めている。幾日となく「今日のでじお」となったマンション中庭のけやき、君こそ徒然の友かも知れない。

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