その九十七
憲法染 けんぽうぞめ
老柿と暮らす枯れ蔦・・・
その九十八
紅掛花色 べにかけはないろ
重たい空の下・・・
その九十九
黄橡 きつるばみ
宵は間もなく・・・
その百
菫色 すみれいろ
暖につられて・・・
その百一
紅梅色 こうばいいろ
浅き春奏で・・・
その百二
紺桔梗 こんききょう
小雨に濡れ・・・
その百三
退紅 あらぞめ
雨粒残る・・・
その百四
黒緋 くろあけ
季節の入り混じる・・・
その百五
桜色 さくらいろ
サ ク ラ サ ク ・・・
その百六
洗柿 あらいがき
春風にさざめく・・・
その百七
松葉色 まつばいろ
日陰も暖かし・・・
その百八
紅藤 べにふじ
日溜まりに・・・
その百九
藍媚茶 あいこびちゃ
朝方は春雨・・・
その百十
鴇色 ときいろ
団地の片隅・・・
その百十一
丁字染 ちょうじぞめ
花木の厚き葉・・・
その百十二
鶯茶 うぐいすちゃ
ふかふかの・・・
その百十三
鳩羽鼠 はとばねずみ
春風吹き荒れ・・・
その百十四
石竹色 せきちくいろ
春雨に急かされ・・・
その百十五
萌黄 もえぎ
みるみるわさわさ・・・
その百十六
菖蒲色 あやめいろ
紅雨の朝・・・
その百十七
紅掛空色 べにかけそらいろ
雲糸引き・・・
その百十八
紅紫 こうし
産着の帽子・・・
その百十九
代赭色 たいしゃいろ
森の花びら・・・
その百二十
竜胆色 りんどういろ
花も葉もなき・・・
番外
金色 こんじき
日の見る見る落ちる・・
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