その百二十一
黒鳶 くろとび
畝起こし待つ・・・
その百二十二
紅消鼠 べにけしねずみ
散って敷かれて・・・
その百二十三
薄花色 うすはないろ
花は散り空透けて・・・
その百二十四
千歳緑 せんさいみどり
波打ち際の・・・
その百二十五
鶯色 うぐいすいろ
囀り一声・・・
その百二十六
菜種油色 なたねゆいろ
潮引き 残り・・・
その百二十七
甚三紅 じんざもみ
日没間近・・・
その百二十八
海松色 みるいろ
夕刻近し・・・
その百二十九
青竹色 あおたけいろ
青竹に若蔦・・・
その百三十
藤色 ふじいろ
眺めればその色・・・
その百三十
一
蘇芳香 すおうこう
連日の強風・・・
その百三十二
天鵞絨 びろうど
緑と空・・・
その百三十三
薄色 うすいろ
馴染みの・・・
その百三十四
浅緑 あさみどり
綿毛越しの・・・
その百三十五
御納戸茶 おなんどちゃ
米粒ほどの・・・
その百三十六
銀煤竹 ぎんすすだけ
笹葉の敷物・・・
その百三十七
洗朱 あらいしゅ
赤い庭木の葉・・・
その百三十八
玉子色 たまごいろ
若葉の上の・・・
その百三十九
紅桔梗 べにききょう
ムラサキカタバミ・・・
その百四十
葡萄茶 えびちゃ
砂利敷きの・・・
その百四十一
青朽葉 あおくちば
起こしては・・・
その百四十二
深緋 こきあけ
赤い茎・・・
その百四十三
硫黄色 いおういろ
漆黒の歩道で・・・
その百四十四
青丹 あおに
空曇り・・・
番外
薔薇色 ばらいろ
八重桜の下・・・
まえへ
バックナンバーのもくじへ
つぎへ